【昔話】踊る化けもの【あらすじ・ネタバレ】
むかしむかしある村に、小汚い旅のお坊さんがやってきました。
お坊さんは、村にある古くて化けものが出ると言われているお寺に泊まることになり、明るいうちに掃除を済ませ寝ることにしました。
丑三時になると、どこからか囃子唄聞こえてきて、小道具の姿をしたb class=”tj”>化けものがあらわれました。
お坊さんも化けものと一緒に囃子唄を歌いながら、明け方まで踊り続けました。
翌日、托鉢へ来たお坊さんを見た村人たちは、化けもの寺に泊まって無事だったことに驚きました。
感心した村人たちは、お坊さんにごちそうをたくさん用意しました。
その夜、お坊さんは再び化けもの寺に戻り、化けものたちが出てくるのを待ちました。
夜も更けた頃、再び現れた化けものたちは、お坊さんの「喝！」という気合とともに消えてしまいました。
翌朝、寺へ様子を見に来た村人たちと一緒に、捨てられていた古道具たちを火にくべて念仏を唱えてあげました。
無事に古道具たちは成仏し、村人たちも古道具といえども大切に扱うようになりました。
