あらすじ君

様々なあらすじを1分で読めるようにまとめました

【昔話】地獄の鬼【あらすじ・ネタバレ】

むかしむかしあるところに、巡礼中のがいました。
は、山奥の古びたお堂の軒下で野宿することにしました。

すると、どこからか地獄のたちが現れて、「升や秤の目を盗んだことを思い知れ!」と言いながら、米屋のを鉄棒で殴り始めました。
この様子を震えながら見ていたは、翌朝町へと向かい、最近が死んだという米屋を訪ねました。
昨晩見たことを米屋のに話すと、「死んだがなぜから責められないといけないのですか?」と全く信じてもらえませんでした。
は2人でもう1度、お堂へ行ってみることにしました。

夜が更けると、またたちが現れて、今度はを釜茹でにしていました。
死んでいるのに、から攻め続けられるは、悲鳴をあげながら必死に耐えていました。
これを見たは、升や秤を小さく作って計量をごまかしていたことを白状し、反省しました。

翌日、町に戻ったは、蔵の中から貯め込んだ米や味噌などを町の人たちに無料で配りました。
そしてお堂の前でのためにお祈りしました。
この懺悔により、は無事に天国へのぼることができました。


 - 昔話

  関連記事