あらすじ君

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【昔話】チロリン橋【あらすじ・ネタバレ】

むかしむかしある村に、貧しい家族が住んでいました。

丸1日働いてもその日の食べるのもやっとで、その上が病気でどうすることもできませんでした。
仕方なく長女のお春が、隣村の今泉の地主の家に子守奉公にでることになりました。
奉公に出る際、から7歳のお祝いに買ってもらった鈴入りの下駄を持っていきました。

奉公に来て3年ほど経ったある日、地主の家で大金がなくなり、その犯人として奉公人の中で1番貧乏だったお春が疑われました。
つらくてに会いたくなったお春は、夜中にこっそり抜け出しました。
やっとの思いでたどり着いた家の窓から中を覗くと、が寝ずに仕事をしていました。
それを見たお春は、家に入ることができませんでした。

お春は、重い足取りで村と村の境にある橋にたどり着きました。
家にも帰れず、奉公先にも戻れないお春は、とうとう橋の上から身を投げ死んでしまいました。

今でもこの橋の上で耳を澄ますと「チロリン、チロリン」と下駄の鈴の音が聞こえてくるそうです。


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