あらすじ君

様々なあらすじを1分で読めるようにまとめました

【昔話】霊妙乳鉱泉【あらすじ・ネタバレ】

むかしむかしあるところに、貧しいながらも仲の良い夫婦とその父親が住んでいました。
美しく気立てのよい妻のおさよは、毎日よく働きました。

やがておさよは妊娠し、かわいらしい赤ん坊を産みました。
ところがしばらくするとおさよの乳が出なくなり、赤ん坊はだんだんとやせ衰えてしまいました。
困り果てたおさよは、高台にある子安地蔵尊に丑の刻参りをすることにしました。

毎晩、雨の日も風の日も山道を通い続け、満願の日を迎えましたが乳はいっこうに出る気配はありませんでした。
地蔵尊から帰ってきたおさよは、連夜の疲労で意識を失ってしまいました。

その夢枕にお地蔵さまが現れ、「私の堂の裏に白い清水があるから飲んでみなさい」というお告げがありました。
目を覚ましたおさよは、大急ぎでお告げの清水に行って飲んでみるとどんどん乳が張ってきました。

こうして、やせ衰えていた赤ん坊おさよの乳を飲んで元気に育っていきました。


 - 昔話

  関連記事