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【昔話】大年の客【あらすじ・ネタバレ】

むかしむかしあるところに、おばあさんが住んでいました。

おばあさんは家の前の小さな田んぼを耕しながら暮らしており、2升ほどの米を収穫することができました。
その年の大晦日、おばあさんは田んぼを借りている地主のところへ、米1升を持って年末のあいさつに出かけました。
地主の家にはすでにたくさんの歳暮が届いていましたが、おばあさん地主に日頃のお礼を述べ米を渡しました。
すると地主おばあさんからもらった米を庭に撒き、鶏のえさにしてしまいました。
それを見たおばあさんは泣きたい気持ちをこらえ、地主の家を出ました。

地主の家の神棚にまつられている七福神はその様子を全て見ており、地主の態度に呆れ、この家から出て行こうと話し合いをしていました。
七福神は宝船に乗っておばあさんの家に向かいました。
旅人に扮した七福神おばあさんの家をおとずれ、雪に降られたので一晩泊めてほしいと申し出ました。
するとおばあさんは快く旅人たちを迎え入れ、自分は物置で寝ることにしました。

こうして元日の朝を迎え、おばあさんが朝ご飯の用意をしようと土間に入ると、そこには旅人ではなく金でできた七福神の像がありました。
それからというもの、おばあさんは何事もうまくいき、大金持ちになっ幸せに暮らしました。


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